ラベルの歴史
ラベルの歴史
普段何気なく使っているラベルがどのように誕生したか、皆さんはご存知でしょうか?
ラベル自体は太古の昔から陶器や武器に簡単な印を付けるものとして使用されていたことが確認されていますが、現在のように粘着ラベルが一般的に使用されるようになったのは、現在のAvery Dennison社の創始者であるスタントン・エイブリイ氏の存在があったからなのです。
スタントン・エイブリイは直感力と科学的探究心に優れ、興味のあることは何でもやらなければ気が済まないという性分の持ち主でした。しかし、彼は科学や技術的なトレーニングを受けたことがなく知識もほとんどありませんでした。
彼が働いていた「ADHERE PAPER CO.,」は1934年のある日、大恐慌のあおりで倒産してしまい彼は職を失いましたが、持ち前の性格から最後の貯金を「ゴムタック」の開発につぎ込むことを決心しました。そして、1935年のはじめにロサンゼルス、サウスウォールストリート737のロフトで世界初の商業用自己粘着ラベル「kum−kleen」を開発、製造しました。それは洗濯機のモーターとミシンのクラッチを使って作られた機械で製造されたプライスラベルでした。
当時、ラベル貼りはブラシで糊をラベルに塗るという面倒な作業であったため、速く、きれいに貼れる彼のラベルは大流行しました。

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