NFCとは?
NFCの基礎知識
NFCとは?
NFCの対応範囲
また、2005年1月に承認された、ISO/IEC 21481【NFCIP-2】によりISO14443TypeBやISO15693にもエアプロトコルが使えます。(下図参照)
・FeliCa Type-F:日本では交通系ICとして多く使用されている。セキュリティ面で優れている。処理速度が早い。
NFCの定義
【狭義のNFC】
国際標準規格として承認された13.56MHzの近距離無線通信技術のこと。
ISO/IEC18092(NFC IP-1)、ISO/IEC21418(NFC IP‐2)など既存のICカードとRFID用無線通信技術の集合体として定義されている。
【広義のNFC】
狭義のNFCを用いたシステム構築に必要な機能や仕組み全般を示す。
なぜNFCなのか?
NFCは世界で最も普及している「Mifare」や日本国内で交通系決済カードなどとして広く利用されている「FeliCa」の上位共通通信方式として様々なICカード規格と互換性があり、情報の読み書きだけでなく通信することが可能なこと、また、国内外でNFCを搭載したスマートフォンが普及しており、幅広い活用が進んでいます。
NFCでできること
■リーダライタ機能
NFCが搭載された電子機器は決済端末やハンディリーダーとして様々な非接触ICカードやタグの読み書きができます。端末操作の手間を軽減させ、商品選択やサービスの比較検討をスムーズに行うことができます。
■カードエミュレーション機能
カードエミュレーション機能はこれまで非接触ICカードが実現してきたクレジットや電子マネー決済など、カードのエミュレーション(「Mifare」や「FeliCa」のような動作をする)を行うものです。NFCは「Mifare」や「FeliCa」など様々なICカード規格と互換性があるため、複数の規格のICカードサービスを包含した展開が可能になります。
■端末間通信機能(P2P)
P2P機能は端末同士のデータ送受に使用されます。NFC搭載の機器同士を「かざす」だけで、メールデータやスケジュール、画像データなどをスムーズに認証・ファイル交換することができます。