相模原工場紹介|トッパンインフォメディア

相模原工場のご紹介

相模原工場は急増する磁気製品の要望に対応するため1982年に操業しました。80年代～90年代半ばを賑わせた磁気製品の需要は約半数以上が相模原工場で生産していたと言っても過言ではありません。磁気製品と共に大きく成長してきた工場となります。また、磁気製品のピークを迎えた後は時代と共に変わりゆく技術に対応するべく、ICカードの製造に着手いたしました。トッパンインフォメディアはMifareICカードにおいて日本で一番歴史のある製造メーカーであり、カード発行枚数はトップクラスを誇るほどになっております。
そして、研磨製品やICカードの製造で長年培ってきた分散技術・コーティング技術・配線形成技術などの製造技術に、有機化学、無機化学、界面化学を基本に科学的な切り口を盛り込むことで、研磨フィルムやCMPスラリー、フィルムヒーターなどの工業製品へ展開しています。

磁気製品

相模原工場概要

【沿革】

　1982年　操業開始

所在地	〒252-0331 神奈川県相模原市南区大野台2-29-20
敷地面積	相模原工場　　3,029㎡相模原北工場　1,991㎡相模原西工場　4,802㎡
従業員	143名　(2024年4月1日現在)

相模原工場の設備

分散装置	・ディスパー式攪拌機・流動式混練機・縦型ビーズミル・横型ビーズミル・超音波分散装置
塗布装置	・クリーンコーター・グラビア印刷機
印刷設備	・印刷機6台（オフセット、スクリーン）・ロールスクリーン印刷機
加工機	・シート断裁機・丁合機・ホットコールド成型機・カードパンチャー・カード多面抜き機・テープ用スリッター・精密スリッター・CO₂レーザー印字機
検査装置	表面観察、液体関連分析、光学特性分析、素材分析、熱分析などが行える様々な装置を保有しております。詳しい装置名は下記「検査・分析／評価装置の充実」に記載しております。

環境への配慮

ゴミの分別

相模原工場では、リサイクル率を高める活動（リサイクル可能な資源と焼却ゴミを分別する）に取り組んでいます。紙、焼却物、ガラス、廃プラスチック、複合物、金属、木、廃液、特別管理廃棄物、リユースの10の分類からさらに区分を3段階に分け、細かく分別管理を行っております。相模原工場の社員全員で分別廃棄を推進しており、99.5％のリサイクル率を達成しております。

高セキュリティ品の対応可能

セキュリティ室前と破砕機

相模原工場ではセキュリティ品を多く取り扱っているため、セキュリティエリアをゾーニングし、セキュリティレベルを段階的に分けています。それぞれのセキュリティエリアのアクセス権を持つ者だけが入室可能となっており、ICカードによる入退出管理を行っております。
製造工程内では各製品ごとに様々なセキュリティ規則がありますが、例えば磁気カードの場合は各工程で管理可能な最小単位で員数管理を行っており（原反は１ｍ単位、シート状では１シート単位、カード状では１カード単位）、次工程に行く際は現品に伝票を発行添付し受け渡しを行っております。また余剰品や半製品等はセキュリティ工程にて破砕機で破砕しており、徹底した流出防止対策を行っております。

検査・分析/評価装置の充実

様々な検査・分析／評価装置

相模原工場では「塗料製造技術」「コーティング技術（塗布技術）」「マイクロスリット加工技術」「配線形成技術」と様々な技術を持ち合わせており、これらの技術を支える各種検査・分析装置を保有しております。塗料、塗布、印刷での品質、性能評価が可能なため、多くの企業さまのお悩みを解決してきました。製造技術の悩みやお困り事がありましたら、お気軽にご相談ください。

分類	装置
表面観察	電子顕微鏡 / レーザー顕微鏡 / 光学顕微鏡表面粗さ計 / 表面形状測定器
液体関連分析	粘度計（レオメーター、B型、振動式、毛細管型） / 粒度分布測定器ラージパーティクルカウンター / 水分計（カールフィッシャー）/ 接触角計
光学特性分析	分光光度計 / 反射濃度計
素材分析	EDX / ICP / FT-IR
熱分析	DSC / TG-DTA / TMA / DMA
その他	引っ張り試験機 / 恒温恒湿槽 / 熱衝撃試験機 / 熱傾斜試験機 / シート外観検査機 / カード機能検査機（エンコーダー、DOC）