コンバーティング技術|トッパンインフォメディア

分散技術

分散技術とは粒子を液体などに均一に混ぜ込ませる（分散する）技術です。
当社では樹脂に様々な粒子を均一に分散させた塗料を製造しております。

⇒CMPスラリーとは？のページも
　ぜひご覧ください。

ディスパー式攪拌機

粉体、液体混合液に対して攪拌羽を高速回転させ、攪拌羽のせん断力を利用して凝集している粒子を破砕し、粒子を溶液中に均一分散する。

流動式混練機

粉体に少量の液体（樹脂や分散剤、溶剤）を加えてせん断力をかけながらかき混ぜ、粉体表面に液体をコーティングし、その後、液体やペースト等を添加しつつ攪拌・せん断力を付加し凝集している粒子を破砕し、粒子を溶液中に均一分散する。高粘度（ペースト状）で分散を行う方式。

横型ビーズミル

粉体、液体混合液をビーズと呼ばれる硬質球体を大量に入れた容器の中に投入し、容器内を攪拌する事で発生するビーズ、ビーズ間の衝突、せん断力により凝集している粒子を破砕し、粒子を溶液中に均一分散する。

バッチ式　超音波分散装置

粉体、液体混合液に対して超音波（高周波の振動波）によるキャビテーションで凝集している粒子を侵食するようにほぐし、粒子を溶液中に均一分散する。低粘度、低コンタミネーションで分散を行う方式。

設備	ディスパー式攪拌機	流動式混練機	縦型ビーズミル	横型ビーズミル	超音波分散装置
分類	攪拌分散	混錬分散	メディア分散	メディア分散	超音波分散
容量		300型、250型、 20型、10型	ベッセル容量 12L、29L	ベッセル容量 15L、2L	分散容器 φ240×240ｈ 10個
その他	インペラー径 φ150～450mm		ベッセル/ビーズ材質　サス、ジルコニア、アルミナ　ナイロン（横型2Lのみ）対応ビーズ径　Φ0.8～2.0mm		周波数 40kHz
生産実績例	CMPスラリー（水系）各種塗料前処理	グリーンシート用塗料導電性塗料	磁性塗料研磨剤分散塗料導電性塗料グリーンシート用塗料		液体研磨剤（溶剤系）

ビーズミル、撹拌分散等

超音波キャビテーション分散等

小型コーティング設備、小型スクリーン印刷設備によりロール状態で全面コーティング＋パターン印刷をクリーンな環境で実現致します。

プラスチックフィルム、金属箔などの基材に塗料を均一に塗布、乾燥する技術

クリーンコーター

最大塗布幅：	450mm
走行速度：	1.5～30.0ｍ/min.（低速度仕様）
対応基材厚（PET実績）：	4～100μｍ
塗布方式：	小径グラビア方式、オフロールダイコート方式
乾燥炉制御範囲：	60～120℃
乾燥炉長：	6m 1ゾーン 1.5ｍ（カウンターフロー） 2～4ゾーン 1.5m×3（フローティング）
最大巻径：	φ400mm
ラミネート：	熱ラミネート　70～100℃
その他設備：	コロナ処理装置、冷却ローラー、クリーニングローラー、除電装置
環境（クリーン度）：	塗布ヘッド部クラス1000以下

インクパンに入っている塗料を小径グラビアロールのグラビア目に入れ、ドクターブレードでグラビア目以外の塗料を書き落とし、フィルムに塗料を転写する方式。

フィルムに直接塗布ヘッドを当てて塗料を直接転写する方式。

スクリーン印刷は、合成繊維や金属繊維で織ったスクリーンメッシュと呼ばれる版を使用する印刷方法です。スクリーン版の網目部分のみにインキを通過させることにより好きなパターンの印刷が可能となります。

ロールスクリーン印刷機

塗布したフィルムとパターン印刷を組み合わせ、様々な機能性フィルムを作成する事ができます。

各種分析装置にて塗料、塗布、印刷での品質、性能評価が可能です。

分類	装置
表面観察	電子顕微鏡 / レーザー顕微鏡 / 光学顕微鏡表面粗さ計 / 表面形状測定器
液体関連分析	粘度計（レオメーター、B型、振動式、毛細管型） / 粒度分布測定器ラージパーティクルカウンター / 水分計（カールフィッシャー）/ 接触角計
光学特性分析	分光光度計 / 反射濃度計
素材分析	EDX / ICP / FT-IR
熱分析	DSC / TG-DTA / TMA / DMA
その他	引っ張り試験機 / 恒温恒湿槽 / 熱衝撃試験機 / 熱傾斜試験機