【焼成加工用】 焼成フィルム/グリーンシート
焼成加工による焼結が可能なフィルムです。
ロールスクリーン印刷機
多層積層可能
スクリーン印刷にて形成のため、位置精度が高く多層・積層での印刷も可能です。例えば自動車用のアンテナだと黒色セラミックス層/配線層/黒色セラミックス層と重ねることにより配線部の変色を防げます。また、絶縁層を介して導電層を形成したい場合も、絶縁層上に導電層の形成も可能です。膜厚の厚い機能層の形成についても、位置精度高く積層が可能のため厚膜化も可能です。
印刷が行えないような曲面にもこのように配線成形を行うことができます。
様々な応用性
フレキシブルなフィルムに形成しているため、3次元形状の曲面などにも形成可能です。また、ガラス、セラミックス、金属などの被着体の平面に焼結させることも可能です。
焼成フィルムの用途
自動車アンテナ
自動車用のデジタルTVアンテナに用いられる焼成フィルムは、導電層を黒層で挟んだ構造となっており、化学反応による導電層の変色を防ぎます。製造ラインに合わせた高速焼成、多層同時焼成が可能なフィルムで、各種パターンのアンテナに対応できます。また、専用の転写装置もご提案いたします。
高温対応ヒーター
機能層に金属線を形成し、その金属線に電圧を印加することによりヒーターとして作用します。高温での発熱も可能であり、温度は300℃以上に達します。
製品管理コード
セラミックスなど焼成を含む工程のある製品や金属製品に2次元管理コードなどを貼り付けて焼成することで、剥がれることのない高耐久性のあるコードの付与が可能になります。長期利用によるラベル剝がれにお困りの方におすすめです。
ガラス用デザインラベル
水貼りや特殊な処理をすることなく、既存のラベラーによる高速自動貼り付けが可能な焼成型デザインラベルです。多色化、グラデーション化など従来の直接印刷では表現することが難しい、豊かな色調・画像を形成することができます。
転写による焼成加工用フィルムの使用方法について
セパレーター上に粘着層、機能層を内包する樹脂層、アプリケーターを形成します。使用時はセパレーターを剥離し、粘着層をガラス、セラミックスや金属などに転写した後、アプリケーターを剥離し、無機物質からなる機能層と有機物からなる樹脂層及び粘着層を500℃以上の温度で焼成することにより、有機物を熱分解し無機物質からなる機能層のみを被着体に焼結させます。
【当社は配線形成技術の製造受託を行っております】
製造でのお困りごとがありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。