フィルムヒーター

フィルムに配線パターンを形成し、電流を流すことでヒーターとして機能させます。

フィルムヒーター
フィルムヒーター配線

特長

ラミネート技術と超音波による微細配線技術によって作成した配線パターンに電流を流すことにより、フィルムヒーターとして機能させることができます。

配線パターン技術

自由度の高い配線パターンを構築することができるため、高光線透過率を必要とする部分に対して、最適な配線パターンを施し、防曇・解氷機能を実現いたします。
(パターンマスク、印刷版等の作製が不要で、CADのデータをもとに配線形成可能)

環境配慮

エッチング等を利用した面状ヒーターと比較して、一定線径の金属線を使用するため、特性インピーダンスの変動が少ないこと、廃液や廃材が少なく環境に優しいのも特徴です。

選択可能な導線

導線は0.05~0.12mmに対応可能で性能に応じて選択可能です。
線材種は銅、ニクロム(NiCr)、カンタル(FeCrAl)、タングステン等が選択可能です。

用途

高光線透過率を必要とする部分への融雪・解氷機能、曇り防止、保温などに効果的です。

【YouTube公式チャンネル】
画像をクリックすると動画がご覧いただけます。
車の用途

ミリ波レーダー、LiDAR、カメラ、ランプ類など

電車の用途

ヘッドランプ

信号機の用途

信号機、看板、標識などのランプ

仕様

項目

特性

パターン形状

様々なパターン形成可能

パターンサイズ

Max  350×280㎜
 (フィルムサイズ Max 600×400㎜)

パターン間隔

Min 0.3mm

基材種および厚さ

PC(ポリカーボネート)
PETG(グリコール変性ポリエチレンテレフタレート)など
両面ラミ、単層タイプ共に 可能
基材厚 75um~(基材種による)

配線材質

銅、ニクロム(NiCr)、カンタル(FeCrAl)、タングステン等

配線径

Φ0.05mm ー 0.12mm

用途

融雪・解氷機能、曇り防止、保温
加熱対象への貼り付けなど

⇒フィルムヒーターの消費電力に関する表はこちらをご覧ください。

フィルムヒーターの構成

【 構成① 】
構成1

基材にワイヤー埋め込みのみの状態

【 構成② 】
構成2

プレス処理によりワイヤーを基材に埋め込み平坦化

【 構成③ 】
構成3

同一基材でラミネート


おすすめの記事はこちら


フィルムヒーターにご興味ありましたら、こちらの記事もぜひご覧ください!


【当社は製造受託を行っております】

スクリーン印刷による配線パターンの形成も可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください。

▼パターン印刷技術について▼
▼製造受託サービスについて▼
 
CONTACT
お問い合わせ
フィルムヒーターに関するご質問・ご相談は こちらよりお問い合わせください。

戻る