ラベル印刷機の1ライン上で可能な加工
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本記事は、ラベル印刷機で製造可能な加⼯についてご紹介いたします。
当社のラベル印刷機は1ライン上で様々な加⼯を施すことができるため、効率的な製造が可能になります。
当社のラベル印刷機で可能な加工
カス上げ
ラベルの基礎知識「抜き加工編」でご紹介した”抜き加⼯”の後に
カス上げ処理を⾏う場合が多数あります。
カス上げとは、ラベル本体以外の余分な部分(カス)を除去することで、
表⾯基材を粘着剤(糊)とともに剥離紙から分離し、巻き取る⼯程のことを⾔います。ラベラーでラベルを貼る場合は必ずカス上げを⾏っておく必要があります。

糊殺し
糊を殺すなんてとっても物騒な名称ですが、ラベル業界では⼀般的な名称になっています。 ラベルの裏⾯についている粘着剤(糊)の粘着⼒をなくす技術のことを⾔い、主に店頭などでよくみられるアイキャッチラベルやPOPラベルに加工されています。糊殺しに よって、製品から⾶び出したPOP部分にゴミや埃が付着することを防ぐことが出来ます。

ミシン目の上下で粘着ありなしとすることで、1つのラベルで商品ラベルとPOPの2つの役割を果たせます。
箔押し
箔押しとは熱や圧⼒によってメタリック感のある⽂字や絵柄を印刷物に
圧着する加⼯のことを⾔います。
箔押しにはホットスタンプ⽅式とコールドスタンプ⽅式と2種類あります。
■ホットスタンプ
加熱された⾦属製の箔版を箔の上から圧⼒をかけて
⽂字や絵柄を⽤紙に転移する⽅式
■コールドスタンプ
箔押しする⽂字や絵柄を接着剤で印刷し、その上に箔を貼り合わせる。
箔の上からUV照射を⾏い、接着剤を乾燥固化した後、不要な箔のカス上げを⾏なうことで箔が⽤紙に転移される⽅式

コールドスタンプ
印字
当社にはインクジェットプリンタ(IJP)を搭載した 印刷機を数台保有しています。 キャンペーンラベルなど「当たり」「はずれ」の番号印字や ナンバリング、ユニークQR等に使⽤できます。

貼り合わせ
当社の印刷機では2種の⽤紙に異なる印刷を⾏い、貼り合わせることが可能です。
多層にすることにより情報量が増え、様々なアイディアを可能にします。
≪例えば下層に≫
・レシピや取扱い説明書
・キャンペーン情報
・多⾔語
・クイズや間違い探しなどお楽しみ要素

上層ラベルをめくると下層ラベルにはレシピが記載されています。
部分塗⼯
印刷技術を応⽤して粘着剤(糊)やシリコーンを部分的に印刷塗⼯することが出来ます。
粘着剤(糊)で紙同⼠を貼り合わせたり、シリコーンを⼀部塗⼯することで、ラベルをはがし易くしたりすることが可能です。

▼「ラベル」について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください!▼
・印刷の版式とは(メリット・デメリット)
・ラベルの機能や種類
・タックラベル(タック紙)の構成や選び方
・タックラベルの表面基材
・タックラベルの粘着剤/糊(種類・特長)
・タックラベルの剥離紙/剥離フィルム
・タックラベルのラミネート加工
・タックラベルの抜き加工(ハーフカット・フルカット)