ラベラーとは?(種類や貼り付け方式)

ラベラーイメージ

ラベラーとは?

ラベラーは、ラベルを自動で貼る機械のことをいいます。「ラベラー」の他にも「ラベル自動貼付機」や「ラベリングマシン」などと呼ばれることもあります。
また、ラベルが繰り出されるメイン部分を「ラベリングヘッド」と言います。
一口にラベルといっても様々な種類があるように、ラベラーにもそれらラベルや粘着剤などに合わせたバリエーションがあります。
予め粘着剤が塗布されたラベルを貼り付けるタックラベラーやライナーレスラベラー、貼り付け時に糊をひくものとしてはグルーラベラーやラップラウンドラベラーがあります。この他、貼り付け時に熱を使用する感熱ラベラー、変形容器に沿った形で貼りたい場合など、熱収縮フィルムを使用した粘着剤の要らないシュリンクラベラーなどもあります。また、粘着剤は使用せず、ラベルを容器の首元部分に掛けていくネックPOPラベラーもラベラーのバリエーションの一つです。
これらの多くは製造ラインや出荷前の工程で使用されるラベラーですが、店頭や店舗のバックヤードなどで使用されるハンドラベラーなどもあります。
ラベルを貼りつける対象物(ワーク)やラベル仕様、貼り付け精度、生産スピード、ラベラーを使用したいシーンなどからラベラーを選択します。

ラベラーの種類

タックラベラー

【イメージ画像】

タック(粘着)性のある粘着剤があらかじめ裏面に塗布してあるラベルを剥離紙(ライナー、セパレーター)から剥離させ、圧をかけて貼り付けます。
タックラベラーとは?の記事もぜひご覧ください。

・ラベルの種類:タックラベル

ライナーレスラベラー

あらかじめ裏面に粘着剤が塗布されていますが、剥離紙のないラベルを1枚ずつ切り出しながら貼り付けます。物流や食品製造などの分野で多く使われています。

・ラベルの種類:ライナーレスラベル

グルーラベラー

【イメージ画像】

接着前のラベルには粘着剤が塗布されておらず、糊を塗工して貼り付けます。お酒の入ったガラス瓶などに多数採用されています。

・ラベルの種類:グルーラベル

ラップラウンドラベラー

【イメージ画像】

胴巻ラベルとも呼ばれ、ロール状に巻かれたラベルを1枚ずつ切り出し、糊を塗布して貼り付けます。清涼飲料などのPETボトルに多く使われています。

・ラベルの種類:ラップラウンドラベル

感熱ラベラー

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ラベルに熱をかけることで裏面に塗布された感熱性接着剤を活性化させ、容器などに貼り付けます。栄養ドリンク剤のガラス瓶容器に多数採用されています。

・ラベルの種類:感熱ラベル

シュリンクラベラー

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筒状の熱収縮性フィルムの口を開いて製品に装着し、熱をかけてぴったり密着させます。PETボトルやガラス瓶などの複雑なボトル形状に対応します。

ラベルの種類:シュリンクラベル

ネックPOPラベラー

【イメージ画像】

ラベルを1枚ずつ繰り出し、ボトルの首元部分に押し込みながら装着していきます。PETボトルをはじめとした様々なボトルに対応します。
ネックPOPラベラーの記事もぜひご覧ください。

・ラベルの種類:ネックPOP

ハンドラベラー

【イメージ画像】

タック(粘着)性のある粘着剤があらかじめ裏面に塗布してあるラベルを、1枚ずつ繰り出して貼り付けます。手で持てることが特長で、店頭で使用されることが多いラベラーです。

・ラベルの種類:タックラベル

ラベラーでの貼り方

ラベラーの種類は多岐にわたりますが、貼り方にもいくつか方法があります。
大量のラベルを貼りつける場合には、製品の製造ラインにラベラーを組み込んで全自動で貼る方式が多く採用されています。反対に、ロットが少ない場合や高精度に貼りたい場合は、製品を人手でセットして貼る半自動方式が採用されています。また、店頭などでラベルを1枚ずつ繰り出して作業者が製品に貼りつけるハンドラベラー方式などがあります。


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